公開講座第8回、関谷直也先生が登壇!

福島大学ふくしま未来食・農教育プログラム公開講座 第8回 今日は、東京大学から関谷直也先生にお越しいただきました。 すでにご存じの方が大半だと思いますが、関谷先生は風評研究の第一者、第一線の研究者です。 IMG_2982 この風評被害の根深さ、対策の難しさについては、福島県の関係者は日々悩まされています。 未だ2~3割の人が福島県産を避けている、売れても、他産地よりも安く買われる。 このような風評被害の払しょくは、いまも、これからも最重要な課題の一つです。 今日の関谷先生のお話では、 ・そもそも風評被害って何なのか、その構造と発生するメカニズムとはどのようなものか ・風評対策としてよくやられている安全・安心のPRや説明会型のリスクコミュニケーションはどれほど有効なのか ・私たちが今、福島から発信すべき情報は何なのか について詳しくお話していただきました。 IMG_2988 風評被害の払しょくに向けた2つのアプローチがあります。 ①消費者(県内、東京等の県外とで状況が異なるが):検査結果の事実(ほとんどがNDという事実)を発信し続けること 安心を押し付けるようなPRではなく、淡々と事実を流すこと。なお、福島県産を積極的に避けている人は全体の20%ちょっとという事実があります。「多くの人が避けている、不安だ」という「誤解」を解いていくことも重要です。 ②流通業者:消費者はそれほど不安に思っていない事実・データを伝えていく。量販店の棚に福島県産の商品が並ばないのは、消費者が不安だからなのではなく、「消費者が不安だと流通業者が思っている」からという側面もあるのでは。つまり風評の問題は消費者の問題だけでなく、流通過程の問題でもあるということです。さらに、安全というだけで福島県産が売れるわけではありません。それはマイナス分がゼロに戻っただけに過ぎず、他産地との競争に勝っていくには県産品の商品品質(美味しさ、魅力)を上げていくこと、さらに安定的に供給できることや買い手の取引要望に柔軟に対応できることなど、いわゆる取引品質を上げていくこと、この2つが求められています。 則藤孝志          

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